私達が小さい頃は、質屋を一六銀行などと呼んでいました。
なんでも質屋の質を七に見立てて、その七を一と六に分けたのだと言う話しです。本当のところは、判りませんが、そんな質屋の同級生がいます。
質屋の友人が言うには、今ではすっかり商売の中身が変わってしまったそうです。そして、扱う金額も大きくなってしまったと言います。もっと面白いのが、金額が張ることで警備が大変になったと言うのです。防犯設備を頑丈にしたとも話しています。東京の大手質屋で高額品をたくさん取り扱う質屋は、今で言う消費者金融に近い物なのでしょうか。
いえいえ、そうは言っても、質屋と消費者金融はまったく別物と言います。消費者金融から借入れする場合、担保を提供する必要はありませんが、質屋でお金を借入れする場合は、担保として品物を預けてからお金を借りるのです。
そして、質屋でお金を借りた場合、万が一お金を返せなくなった時は、質流れといって預けた品物が質屋の所有物になるだけです。借りた分の返済をしなくて良いし、厳しい取り立てを受けることもありません。つまり、返済できないほどの無理なお金を借りなくてすむというわけです。
デパートでよく見かける「質流れ品バーゲン」で売られている商品は、こうして質屋で質流れになった商品なのですね。